セクハラ疑惑に関する財務省調査全文(抜粋)

福田事務次官からの聴取結果
 【(1)週刊誌報道・音声データにある女性記者とのやりとりの真偽】
 週刊誌報道では、真面目に質問をする「財務省担当の女性記者」に対して私
(福田事務次官)が悪ふざけの回答をするやりとりが詳細に記載されているが、
私(福田事務次官)は女性記者との間でこのようなやりとりをしたことはない。
音声データによればかなりにぎやかな店のようであるが、そのような店で女性
記者と会食をした覚えもない。音声データからは、発言の相手がどのような人
であるか、本当に女性記者なのかも全く分からない。また、冒頭からの会話の
流れがどうだったか、相手の反応がどうだったのかも全く分からない。

 【(2)週刊誌報道・音声データにある女性記者の心当たり】
 業務時間終了後、男性・女性を問わず記者と会食に行くことはあるが、そも
そも私(福田事務次官)は、女性記者との間で、週刊誌報道で詳細に記載されて
いるようなやりとり(また、音声データおよび女性記者の発言として画面に
表示されたテロップで構成されるやりとり)をしたことはなく、心当たりを
問われても答えようがない。

 【(3)普段から音声データのような発言をしているのか】
 お恥ずかしい話だが、業務時間終了後、時には女性が接客をしているお店に
行き、お店の女性と言葉遊びを楽しむようなことはある。また、仲間内の会話で、
相手から話題を振られたりすれば、そのような反応をするかもしれない。
 しかしながら、女性記者に対して、その相手が不快に感じるようなセクシュアル
ハラスメントに該当する発言をしたという認識はない。

 【(4)週刊誌報道の4月6日の会食に関する記載の真偽】
 週刊誌報道は全体的に確認しようがない部分が多いが、4月6日の会食について
「同席した民間企業の女性が赤面してしまうようなひわいな発言を連発」とされて
いる点については、当該女性とともに同席していたその上司から、「そのような
事実はなかったし、当該女性も同様の見解である」との連絡をいただいている。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2018041600670