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櫻井充2018年04月13日 16:41これでも居座り続けるのか



「備忘録」とは何か。これは、忘れたときに備えて、要点を書き留めておくための手帳。メモである。要するに忘れないように書き留めておくものである。

私たち医師は、診療の時にカルテを用いているが、このカルテも元々は医師のための備忘録である。次の診療の時のため、これまでの経緯を忘れないように書いておくのである。

さて、今回の加計学園の件で、柳瀬元首相秘書官は、愛媛県職員との面談に関して記憶がないと言っている。これは愛媛県職員のメモと
相反するものになっている。忘れないために備忘録を作っていた愛媛県職員とメモを作っていない柳瀬元首相秘書官と、どちらの言い
分が正しいだろうか。私は備忘録を作っていた愛媛県職員だと思う。

柳瀬元首相秘書官とは食事をしたこともある。非常に優秀な官僚で、私との食事の事もよく覚えていて下さっている。これだけ優秀な人が、この大事な案件を忘れるはずはない。忘れたことにして、本当のことを話すことができない理由があるはずである。

それは何だろうか。皆さんもお分かりの通り、総理が望んでいることを実現するために、行政手続きを歪めてしまったので、本当のことを話すことができないのである。

これは加計学園だけではない。森友学園も同じ構図で、総理のために、官僚は嘘をつき続けなければならないのである。安倍総理では、ま
ともな行政運営ができるはずはない。一刻も早く退陣していただけるように戦っていきたいと思っている。
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