https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180409-00163569-hbolz-soci

菅野:それは他の先生からの質問でもそうですよね。安倍さんは、安倍昭恵さんと言われると顔色が変わる。
福島さんは短い期間ながら、安倍首相のそばではたらいていましたが、安倍さんが小泉政権で内閣官房副長官をしていたころを思い出すと、安倍さんはどんな人だったのでしょうか。

福島:すごくいい人だと思いますよ。自民党が野党時代も、安倍さんと一緒に勉強会もしていましたし。

菅野:その時は、福島さんは与党議員としてですか。

福島:そうです。安倍さんの周りに誰もいなくなって離れていったときに、それこそ櫻井よしこさんや藤原まさひこさんと一緒に勉強会をしていました。

菅野:福島さん、極右じゃないですか(笑)

福島:だから日本会議のメンバーだと言ったじゃないですか(笑) そういう勉強会を一緒にしていましたが、安倍さんは本当に優しくていい人でした。
ヒットラーのような男だと思う人もいるかもしれないけど、一言で言ったら坊っちゃんです。
安倍さんと友達になって、彼を嫌なやつだと思う人はいないと思います。ただ、何かが決定的に欠けているのでしょう、総理大臣としての何かが。
おそらく国家を背負う重さをまったく自覚していないまま、でも本人は国家を背負っている気になっているという……

菅野:それは悲劇ですね。

福島:だから改ざんなんて、彼は何とも思わないと思うんです。その重さを実感していないのではないでしょうか。
それこそ、昔の古事記や日本書紀もある意味役所が作った文書ですが、
国家とはそういうのの積み重ねであり、総理大臣をその期間やるというのはそうした書類の積み重ねを行う存在であり、
それを改ざんしてはいけないのだということが、安倍さんは皮膚感覚としてわからないのだと思います。

【ゲームで育ったすべてがバーチャルな世代と一緒ですよね。だから、ネット右翼と安倍さんは非常に似ているところがある。】

菅野:リアリティがない?

福島:はい。安倍さんは口ではよく言いますが、国を愛することがどういうことか、命を賭けて国を愛するということの本当の意味がわからないまま、国を背負っているつもりになっているのではないでしょうか。