2018年4月2日、韓国・インサイトが「フランスの有名ブランドDiorが、2018 S/Sシーズンのファッションショーで旭日旗を連想させるドレスを公開した」と報じ、韓国のネット上で物議を醸している。

記事によると、ファッション専門メディアの「ファッションウィークデイリー」は29日(現地時間)、中国・上海で同日開かれた2018 S/Sコレクションの様子を紹介した。今シーズンのメインコンセプトは「赤」で、赤をポイントにしたさまざまなドレスや衣装がランウェイを飾ったという。
しかし記事は「ファッションショーに参加した人たちは明るく笑うことができなかった」と伝えている。その理由について「あるドレスが物議を醸したため」とし、「ファッションショーに登場したドレスの中には戦犯旗である日本の旭日旗を連想させるデザインが含まれていた」と説明した。
そのドレスはアイボリー色ベースで、中央から赤いラインが放射線状に広がるデザインだったとのこと。

これがファッションショー後の中国で議論を呼んだことを受け、Dior側は「戦犯旗ではない。赤い色をポイントにしたデザインのうちの1つ」と釈明したそうだが、記事は「いまだに非難の声が相次いでいる」とし、中国のネットユーザーのものとして「(旭日旗は)ナチスのハーケンクロイツのようなもの。許せない」
「『日本の戦犯旗はデザイン』と説明する論理を理解できない」「日本との歴史的な痛みを共有する中国で、そういうものは礼儀に反する」「誰が見ても戦犯旗」などのコメントを紹介している。

また、この記事を見た韓国のネットユーザーからも「よりによって中国でのファッションショーで?配慮が足りない」「好きなブランドだったのに!失望した」「気分悪い。それに戦犯旗じゃなくてもデザイン的にがっかり」
「もうDiorの商品は買わない」「どう見ても戦犯旗が浮かぶ。よく考えてデザインすべき」「ドレスを見た瞬間、自然に目が吊り上がってしまった」などため息交じりの声が上がっている。(翻訳・編集/堂本)
https://news.infoseek.co.jp/article/recordchina_RC_588988/
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