フロムが指摘するような心理が生まれたのはなぜか。「『怒り』がスーッと消える本」(大和出版刊)などの著書がある元衆院議員で精神科医の水島広子さんは
「ヘイトスピーチを行うのは疎外感を持っており、自己肯定感が低い人です。自信が持てないため、『仮想敵』を作り上げ、優位に立とうとすることで自信を持ったような気になる。
ただ、あくまでも形だけの自信なので、団結することで疎外感を抱かない場を作るのです」と解説する。

https://mainichi.jp/articles/20180327/dde/012/040/002000c