2018年3月25日、中国メディアの揚子晩報は、江蘇省が三国志をテーマにした旅行商品をリリースして日本人客を呼び込むと伝えた。

記事は、江蘇省観光局が主催する2018金陵での三国文化体験イベント「三国志の呉の国を訪ねる江南5日間の旅」の最初のツアー客
及びメディア考察団の歓迎式典が、23日に南京市明孝陵で行われたと紹介した。

このツアーには、日本の講談社や中国紀行などのメディア関係者、及び三国志のゲーム開発者であるコーエーテクモゲームスの関係者
からなる旅行団が含まれており、ほかに三国志ファンも参加。ツアーに参加した三国志ファンの1人は、孫権の生涯をテーマにした
「東呉大帝」を見たあと、「草船借箭の計は諸葛孔明ではなく孫権だったのか。1つ勉強になった」と感想を語ったという。

江蘇省観光局観光促進処の葉凌波(イエ・リンボー)処長は、あいさつの中で、日本からの旅行者を歓迎し、日本人旅行者が三国志の
歴史文化を探索すると同時に、水の都である江蘇省の美景や美食、文化生活を体験してもらいたいと語った。

記事によると、2017年12月に江蘇省旅行局は東京で「水の都・江蘇」旅行交流座談会を開催しており、銭国超(チエン・グゥオチャオ)局長と
日本旅行業界とが話し合いを行い、「三国志文化の大きな影響力を共同で活用し、日本人旅行客が興味を持つ三国志ツアーを開発して、
日本人旅行客市場を復活させてさらに拡大し、両国間の旅行交流を強化することを決定した」という。

今回リリースした三国志をテーマにしたツアー「三国志の呉の国を訪ねる江南5日間の旅」は、南京の歴史文化を訪ねるほか、無錫の三国城、
鎮江北固山などの三国志と関係のある観光地も含まれているという。記事によると、「その他のツアーも日本ではすでに販売が開始しており、
近くツアーが出発する予定だ」という。

江蘇省観光局の関係者は、「三国志をテーマにした旅行商品を開発し、今回のイベントでメディアや関係企業が参加して宣伝されることで、
江蘇観光は日本市場において大きな影響力となるに違いない」と語ったという。(翻訳・編集/山中)
http://www.recordchina.co.jp/b585859-s0-c20.html