■志位和夫・共産党委員長(発言録)

森友公文書の改ざん事件、国民の怒りが沸騰している。

何が問題か。公文書は国民の知的共有財産です。公文書を見て国民は行政の検証をしたり監視したりする。
それが書き換えられたら国民主権が成り立たなくなる。改ざんされた文書が国会に提出されうその資料で国
会が汚されていた。こんなことが許されたら、議会制民主主義が成り立たなくなる。

安倍晋三首相は「知らなかった」と言っている。知っていたらすぐアウトですよ。しかし、こんな大事なことを知らなかった
ら、それも行政の最高責任者としてアウトではないか。責任をとって内閣を総辞職してもらおうじゃないか。

今日の自民党大会で安倍首相は「憲法9条に自衛隊を書き込むんだ」と宣言したそうです。「自衛隊の違憲論争に終止
符を打つ」と、こう言いました。しかし、今問われているのは、自衛隊が違憲か合憲かじゃない。海外で戦争をやって良
いか悪いかじゃないか。

私が言いたいのは、安倍首相に、憲法を語る資格があるのかってことです。秘密法、安保法制、共謀罪、そして今度の
(公文書)改ざん。全部憲法違反じゃないですか。憲法を壊してきた首相に憲法を変える資格、憲法を語る資格はない
やるべきは憲法を変えることじゃなくて総辞職だ。(東京・新宿での街頭演説で)

https://www.asahi.com/articles/ASL3T5S99L3TUTFK00W.html?iref=comtop_latestnews_02