【北京共同】中国の第13期全国人民代表大会(全人代=国会)第1回会議は20日、閉幕式を
開いた。2018年の実質国内総生産(GDP)成長率目標を「6・5%前後」とした政府活動報告案を
採択し、習近平国家主席の2期目が本格的に始動した。習氏は毛沢東に迫る権威を憲法上でも
獲得し、長期支配に向けた環境整備に成功。米国との摩擦や金融リスク抑制などの難題に取り組む。

 今回の全人代で採択した改正憲法は、国家主席と副主席の任期規定を撤廃し、習氏の終身支配が
可能となった。さらに習氏の名を冠した思想を毛沢東思想、トウ小平理論と並ぶ指導思想として
盛り込んだ。
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2018032001001364.html