交際していた暴力団員に捜査の情報を漏らしたとして書類送検された警視庁・新宿警察署の
23歳の女性巡査が、この暴力団員の求めに応じて現金およそ100万円を渡していた
疑いがあることが捜査関係者などへの取材でわかりました。

新宿警察署の23歳の女性巡査は、去年12月、仕事で知り合って交際していた30代の
暴力団員の男に捜査の情報を漏らしたとして地方公務員法違反の疑いで書類送検され、
停職6か月の懲戒処分を受けて19日辞職しました。

警視庁によりますと、暴力団員から「自分が捜査の対象になっているか教えてほしい」などと
頼まれ、この暴力団員が関係する事件の資料を確認して内容を伝えていたということです。

暴力団員は、ことしになって巡査に「金を貸してほしい」と頼んでいたということですが、
巡査が現金およそ100万円を渡していた疑いがあることが捜査関係者などへの取材で
わかりました。

関係者によりますと、暴力団員は「金は毎月少しずつ返すつもりだった。迷惑をかけて
申し訳ない」などと話しているということです。

警視庁は、暴力団員との関係などについてさらに調べています。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180320/k10011371741000.html