女子はズルいと小中高男子に蔓延する「女子キライ」症
https://www.excite.co.jp/News/economy_g/20170608/Toushin_3419.html
問いかけたのは、都内の学習塾に勤める女性。回答者は、小学6年生男子だ。
「一番キライなモノ、何」「女子!」

このやりとりを傍で聞いていた中学1年男子が、小6男子の肩にやさしく手をのせ、「気持ちはわかるけど
敵にだけは回すな」となぐさめるように声をかけた。テレでも、皮肉でもなく、どこまでもシリアスな光景であり
深刻さえただよわせていたという。

小学校時代に、男子 vs. 女子の対立は昔もあった。大抵は男子が女子に暴力をふるった。男子が掃除を
さぼる、デリカシーのない男子に、心を傷つけられて泣く女子という構図が通り相場だった。
ところが最近は、デリカシーのない女子の横暴に泣く男子という構図が多い。

「僕はちゃんと『山本さん』と呼んでいるのに、女子は『おい、ノボル』と呼び捨てにしてくる」と訴える。ちょうど
そのとき、件の「山本さん」が通りかかった。「ノボル、教室で待ってるぞ」と力強く背中をたたいて教室内に
走り去っていく。「山本さん」は、「ノボル」より背が高く、声も大きく歯切れもいい。

おとなから見ると、微笑ましく映る光景でも、小学生にとっては憂鬱のタネ。ノボルの表情はくもり、眉間には
シワが寄る。こみ上げる不愉快さを持て余すようにノロノロとノボルは教室に入っていった。

「女子のどこがキライなの?」「ルールを守れないとこ」
男子同士には、これだけは言ってはいけない暗黙のルールがあり、ケンカして負けそうになっても、この
ルールは絶対に破らないのだそうだ。しかし、女子は負けそうになると何でも言う。ケンカの原因とは全く
関係のないことでも持ち出して攻めてくる。「だから、ケンカする気もなくなるんだ」と口を尖らせた。

「おまけに負けそうになると、陰で悪口言いまくって、関係のない女子まで巻き込む。こっちが忘れたころに
なって、集団でかかってくるんだ……、女子とはなるべく口をきかないようにしてる。女子はほんとにズルイよ」
女子のいない学校に行きたい一心で、男子私立中学校をめざして受験勉強にいそしむ毎日だと付け加えた
中学受験の動機に「女子のいない学校に行きたい」というのは、そう珍しいことはないそうだ。