アマゾンは20年で、ジェフ・ベゾスのガレージで誕生したスタートアップから、世界最大の
テック企業へと成長した。

同社は1990年代後半に、本社をワシントン州シアトルに構えた。現在、本社の従業員数は4万人、
面積は810万平方フィート(約75万平方メートル)にのぼる。

アマゾンの存在はシアトルを根本的に変えてしまったと、シアトル生まれ、36歳のシンシア・
ブラザーズ(Cynthia Brothers)は語った。ここ数年、地元で愛されてきたコーヒー・ショップ、
食料雑貨店、レストラン、バーが大規模な再開発のためにどんどん閉店していると彼女は指摘した。

ブラザーズと多くの都市化の専門家は、アマゾンの台頭は住宅費の高騰や交通量の増加、
絶えず続く建設とともに、自営の店の廃業の要因になっていると主張する。

高級化するシアトルの風景に刺激され、ブラザーズはInstagramに
「Vanishing Seattle(消えゆくシアトル)」を開設した。古くからあった店の幕引きの記録だ。
これらの写真によって、アマゾンが「HQ2(第2本社)」と呼ぶ新本社の建設地に選ぶ都市の
将来の姿が見えてくる。

Vanishing Seattleの写真を見てみよう。
目の“コンテンツ”を体験する。世界初のコンセプトストアでわかったこと
https://www.businessinsider.jp/post-162508