>>171
?は同意なんだけど?と?に関してはちょっと見解が違うかな。
香港、南沙諸島、海南島を結ぶ三点でSLBMを運営するのが中国の軍事戦略にとって最重要項目。
なんでその三点で結んだ南シナ海が最重要かと言うと結論をまず言っちゃうと「SLBMのステルス性能を担保するだけの深海の深さ」があるから。

中国は「ミサイル万能論」を軸に全ての軍事戦略が組まれているんで、
主眼に置いてるのはあくまで「アメリカに中国の核抑止力が通じるかどうか?」だと思う。

@アメリカがアラスカとカリフォルニアに対戦略核用のミサイル防衛(GBI )を組んだんでバランスが崩れた、
現状のむき出しの中国のICBM及びSLBMの精度ではアメリカ本土に当てられる確証が無くなってしまった。
余り知らていないが中国の保有する海域ではアメリカに比べてステルス性能が劣るんだわ、
海図見ると解るんだが中国の近海はすべて浅瀬で深海(水深2000m以下)を保有していない。

Aその為にどうしても必要なのが南シナ海の深海、
ここだとアメリカと直接対峙することなく深海を確保できる(事実上フィリピンが干渉帯になる)。
中国はああ見えてリアリストなんで東シナ海突破して台湾取り込んだらアメリカと正面衝突するからそれは避けたいんじゃねえかな。
アメリカの存在って中国にとっては覇権では弱みなんだけど直接国境で接してる部分が無くて、対ロシアでは連携できるのが強みにもなってる。

本当に朝鮮半島と台湾の縦のラインを突破しようとするケースがあるとするならば、
それはモンゴル帝国のような中国主導でシベリアを完全に取り込んだ政治体制が出来た時じゃないかな。
現状ではプーチンがいるし対ロシアではアメリカをまだまだ利用したいって思惑を感じるんだよね。
フィリピンと同じ理由で朝鮮半島と台湾は存在してくれなきゃ困るとも言えるわけよ。