朝の通勤時間帯に、複数の外国人たちからカメラを向けられるという奇妙な体験をしたとの情報が、
読者から寄せられた。その実態を調べてほしいというのが、読者からの依頼である。今年1月の朝、
JR品川駅で山手線を下車し、取引先の企業へ向かう途中での出来事だったという。
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そこで、現地で実態を確認することにした。
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通路を出口に向けて進んでいくと、駅構内の2階の眺めの良い場所から、カメラを向けている数人の
姿があった。いずれも外国人であり、望遠レンズを使用して、出口へ向かう人々を撮影していた。
彼らが撮影場所として使用しているのは、「STARBUCKS COFFEE」や「BLUE BOTTLE COFFEE」
といったカフェの店内である。
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撮影している外国人たちに話しかけてみた結果、そのうちの1人からかなり流暢な日本語で詳しい回答が
得られた。日本にはこれまでに何度も来ており、日本語も勉強しているとのこと。ここでの撮影の理由は、
「大勢の人々が、一斉に出口に向かっていく様子がクールだから」というものだった。
母国では、見たこともなかった光景だという。
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品川駅を最初に訪れたのは、海外の業者が実施した、都内を中心とした観光ツアーだったそうだ。
早朝の築地市場での競りなどと並んで、品川駅の朝の光景を見学するという企画が、ツアーのオプションに
含まれていたという。
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とはいえ、通勤中の人々は、こうした傾向を必ずしも快く思っていないだろう。実際、外国人たちから
カメラを向けられていることに気づくと、顔を背けたり早足で歩いたりするなどして、写ることを
避けようとする人々も見られた。毎日の通勤に品川駅を利用している人々からすれば、「歓迎」とは
言いがたい現象かもしれない。

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