1日に7〜8時間の睡眠を取ることが推奨されているが、本当にそれがベストなのだろうか? 
歴史上の偉人には極端なショートスリーパーが多くいることが知られている。たとえば、発明家のニコラ・テスラの睡眠時間はわずか2時間、
トーマス・エジソンも30分の睡眠を1日に6回の合計3時間、万能の天才レオナルド・ダヴィンチも20分仮眠を1日に6回の合計2時間の睡眠時間だった。
偉人に加えて良いかは判断が難しいところだが、米トランプ大統領も3時間しか寝ないそうだ。

短時間睡眠は創造力を活性化する効能があるのではないだろうか? そんな疑問に答えるために、
YouTubeチャンネル「BRIGHT SIDE」の中の人が4時間睡眠を実践してしまったので、ご紹介しよう。

 1日に4時間とタイトルにあるが、実際には合計で4時50分の睡眠を取る。1日に複数回の睡眠時間を取る「多相睡眠」を実践。
エジソンやダヴィンチが行っていた睡眠法だ。具体的には、深夜1:30〜5:30までの4時間、日中に25分の仮眠を2回取る、というもの。
一般に多相睡眠は慣れるまでに2週間ほどかかり、それまでは睡眠不足による疲労により、ゾンビのような状態になるという。

中の人も早速2日目から疲労を感じ始め、3日目からは日中の25分の仮眠後も疲労が抜けなかったと語っている。
4目に入ると頭の中で声が聞こえはじめ、他人と会話する体力さえ残っておらず、思考力はどんどん失われていったという。
初日と4日目の顔写真を比べてみると、確かに目が充血し、クマができているのが分かる。

だが5日目に入ると、少し慣れてきたのか、4時間の睡眠のあとに読書をしたりドキュメンタリー映画を観る余裕がでてきたそうだ。
1週間も経つと、完全に多相睡眠に慣れ、25分の仮眠後も「数時間の熟睡」に匹敵したという。疲労も完全になくなり、
思考力も通常の状態に戻った。自由にできる時間が増えたため、読書や映画鑑賞が捗り、スイミングも始めたとのことだ。

 9日目には、25分の仮眠の後には想像力や思考力が冴え渡るようになり、仕事の効率も劇的に向上。それまで解決できなかった問題を解決することもでき、
「これまでで最高の生産性」を手に入れた語っている。2週間目には、4時間睡眠+25分の仮眠×2という設定にこだわらず、
体の要求に従って睡眠時間を決められるようになり、夜の睡眠時間は2時間30分で十分だということが分かったという。
もし夜の睡眠時間がそれよりも短くなった場合は、25分の仮眠を3回取るようにすれば問題なかったそうだ。

http://tocana.jp/2018/03/post_16243_entry_2.html
 実験で分かった多相睡眠のメリット・デメリットは以下の通り。