財務省は森友学園への国有地売却に関する決裁文書が書き換えられたとされる問題で、12日、与党幹部などに調査結果を報告し、「書き換え」を認めました。
午後に国会に調査結果の報告を行います。今回の事態は政府与党への大きなダメージとなりそうです。国会からの報告です。

 調査結果は午後、国会に提出されます。これに先立ち、政府側は与党幹部を訪れ、文書の書き換えがあったことなどを報告しました。

 「(文書の)書き換えがあったようであると報告を受けました。午後、国会で報告をいただく予定」(自民党 森山 裕 国対委員長)

 この調査結果は参議院の予算委員会の理事懇談会のほか、衆議院の財務金融委員会にも提出されます。
野党側は「前代未聞の異常事態」として、当時の責任者である佐川前国税庁長官の証人喚問など改めて求める方針です。

 「誰の指示で、いつ何のために改ざんがなされたのか明らかにすることは不可欠です。財務省だけで判断するなどということは絶対にありません」(立憲民主党 福山哲郎 幹事長)

 さらに麻生財務大臣の責任なども追及する姿勢ですが、ある政府関係者は「いまの時点では麻生大臣に責任は及ばない」と見通しを示しています。
しかし、国会で説得力のある説明が政府側から示されない限り、麻生氏の責任論は引き続き、くすぶり続けることから、政府内部でも警戒の声が上がっています。

財務省“書き換え”認める、野党側「前代未聞の異常事態」
https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20180312-00000053-jnn-pol