【宮古島】宮古島市の高校入試では昼休みに保護者や親戚が受験会場の学校に集まって、受験生と昼食を取る姿が風物詩となっている。
しかし県立宮古高校は6、7日の入試で、校舎がある敷地内への保護者の立ち入りを制限する方針を決めた。
一部の保護者が場所取りのため試験時間内に敷地に入り、話し声が試験に影響を及ぼしているという。
代わりに校舎側敷地から道路を挟んだ体育館や運動場を開放する。

毎年、同市の高校入試の際は保護者が受験生を激励するため早朝から弁当を作り、昼休みに親戚を伴って昼食を一緒に食べている。
ただ試験に影響を与えないため、学校側は一部敷地の立ち入りを制限したり、規制時間を設けたりしていた。

市内最大の生徒数を誇る宮古高では、一部の保護者が前日から場所取りすることもあるという。
同校は2年前から協議をして、今年は校舎側の敷地内の立ち入りを制限することにした。
2月27日に市内中学校を通して保護者に文書で通知した。

宮古高の平良智枝子校長は「地域の皆さんが生徒を応援する姿勢は、愛情に裏付けされたものと理解はしている。ただ入試が円滑に行える環境の構築が一番大事だ」と話した。(梅田正覚)

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