世界でも発見例の少ない、巨大なサメ「メガマウス」の生態を調べるための解剖が千葉県の水族館で行われました。

このメガマウスは去年5月、千葉県館山市沖で定置網にかかり、その後、死んだため冷凍保存されていたメスで、体長が5メートル40センチ、重さは1トン以上あります。

大きな口が特徴のメガマウスは、これまでに世界で120匹しか捕獲例がなく、24日、専門家が生態を調べるための解剖を行いました。

解剖は子どもたちにも興味を持ってもらおうと公開で行われ、およそ50人の小中学生が解剖を始める前に、メガマウスの皮膚や歯を触ったりしました。

解剖では子宮の中から卵の殻が見つかったということで、メガマウスは子宮内で卵をふ化させて、赤ちゃんを育てている可能性が高いことがわかったということです。

解剖を行った北海道大学の仲谷一宏名誉教授は「これまでメガマウスの具体的な繁殖方法は、はっきりしたことはわかっていなかったので、子宮内で卵の殻が見つかったのは世界的発見だ。今後、詳しく調べたい」と話していました。

解剖は26日まで行われる予定で、その後、全身の骨格標本を作ることにしています。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180224/k10011341761000.html
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