兵庫県西宮市で3歳の男の子が、急な坂になっている道路の側溝に落ちたあと、その先に接続された
土管に入り込み出られなくなりました。

消防などが土管の周囲を掘削しておよそ3時間後に救出し、男の子は病院に運ばれましたが、目立った
けがはないということです。

23日午前9時半ごろ、西宮市仁川百合野町で、近所に住む3歳の男の子が、急な坂になっている
道路の側溝に落ちたあと、その先に接続された直径およそ30センチの土管の2メートル余り奥まで
入り込み出られなくなりました。

通報で駆けつけた消防が、男の子に声をかけて励ましながら、土管を覆っているコンクリートを慎重に
掘削していき、およそ3時間たった午後0時20分すぎに助け出しました。

男の子は病院に運ばれましたが、目立ったけがはないということです。

警察などによりますと、男の子は1人で外にいて、泣き声に気づいた母親が、土管の奥に入り込んで
いるのを見つけたということで、警察が詳しい状況を調べています。

また側溝や土管の中には、水などは流れていなかったということです。

男の子の祖父は「孫が無事救助され、ほっとしている。けががないようなのでよかった」と話していました。
近所に住む人は「同じような事故が起きないか心配なので、側溝に覆いを設置するなど対策を取って
ほしい」と話していました。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180223/k10011340601000.html?utm_int=news_contents_news-main_005