(台東 22日 中央社)台東地区農会(農協)は22日、同県の名産、ローゼル20トンを日本向けに出荷した。
出荷には同会の李建通・総幹事や黄健庭県長、日本で台湾ローゼルの販売を手掛ける総合貿易会社、アスマイルジャパンの黄意テイ執行長(CEO)が立ち会った。黄執行長は、日本で「台東ローゼル旋風」を巻き起こしたいと意気込んでいる。
(テイ=女へんに亭)

同県は昨年、ドライフルーツを取り扱う南信州菓子工房(長野県)と産業連携に向けた覚書を締結。
以来、台東ローゼルの日本向けの輸出が進められている。
ローゼルはつややかな暗赤色の花びらをつけることから台湾では「ルビー」とも呼ばれ、ドリンクやジャム、ゼリーなどの原料として親しまれている。

黄執行長によれば、アスマイルジャパンは昨年、台東の農協にローゼルを2トン発注。南信州菓子工房と協力して販路開拓に努めてきた。
販売は好調で、現在、JR東日本の売店をはじめ、長野県内のコンビニなど各地で売られているという。

李総幹事は、品質管理には細心の注意を払ってきたとし、品質の高いローゼルで日本市場での定着を図りたいと語った。
黄県長は、台東ローゼルの色の鮮やかさや味の濃厚さに自信を示し、他の国に劣らない競争力を誇ると胸を張った。

http://japan.cna.com.tw/news/aeco/201802220007.aspx
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