平昌五輪フィギュア男子シングルは羽生結弦(ANA)が圧巻の舞いで金メダルを獲得し、66年ぶりとなる五輪連覇を果たした。
銀メダルの宇野昌磨(トヨタ自動車)ら実力者が最高のパフォーマンスで大会を彩ったが、中国人ジャッジの不正採点問題が浮上。調査が行われるというスキャンダルに発展している。
スペイン地元紙「ムンド・デポルティーボ」など海外メディアが一斉に報じている。

 記事によると、男子フィギュアで7番目のジャッジを務めた中国人のチェン・ウェイグアン氏が、採点を操作した疑惑が浮上。
297.77点で4位に入った金博洋(中国)に対して高得点を与えたことが問題視されており、
「他のジャッジは日本のハニュウ・ユヅル、ショウマ・ウノ、スペイン人のハビエル・フェルナンデスに続く4位に終わった中国人のスケーターのプログラムに明確に低い採点をしていた」と報じられている。

 中国人ジャッジによる中国人スケーターに対する採点には疑問符が付いた。プログラム・コンポーネンツ・スコア(構成点)では他のジャッジが7点台をつけている要素で9点台を連発。
一方、メダル争いのライバルとなったフェルナンデスや宇野に対して、9人中で最も低い評価を下している。

 国際スケート連盟の規律委員会はこの不正ジャッジを調査する方針を固めたという。
ドイツ人コミッショナー、フォルカー・ワルデック氏は「我々はこの問題を注視している」と語っており、1年間の資格停止処分を受ける可能性が浮上している。

 この問題はメキシコテレビ局「ウニビジョン」、ドイツ地元紙「南ドイツ新聞」も報じるなど、世界に波及している。

フィギュア、中国人審判の不正採点疑惑が浮上 自国選手の高得点で調査へ…海外一斉報道
http://news.livedoor.com/article/detail/14326284/
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