【ソウル=岡部雄二郎】スピードスケート女子500メートルで小平奈緒選手に敗れ銀メダルとなった李(イ)相(サン)花(ファ)選手の地元・韓国では、
両選手が試合後に抱き合って互いの健闘をたたえ合った姿が大きな反響を呼んだ。

 対決から一夜明けた19日付の韓国主要紙は、
「氷速女帝」と呼ばれ人気が高い李選手の五輪3連覇が小平選手に阻まれたニュースを大きく報道。競技後の両選手のツーショット写真も、
「『ライバル』日本の小平と抱擁」(東亜日報)などと相次いで取り上げた。

 朝鮮日報は、2人が長年の友人関係にあるものの、最近は李選手が小平選手に勝てない時期が続き、気まずい仲になっていたと指摘。それでも試合が終わると、
「尊敬している」「あなたが誇らしい」と互いに声を掛け合ったと伝えた。

 中央日報(電子版)には、「名勝負だった」「スポーツマンシップの美しさが感動的だった。
政治もああであったら、どれだけ良いだろう」などと好意的なコメントが相次いだ。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180219-00050051-yom-spo