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大阪市でおととし、同居していた女の息子を車に放置して死亡させトランクに遺棄した罪などに問われていた男に対して、大阪地裁は懲役6年6か月を言い渡しました。

 判決によりますと、大阪市東住吉区の無職・大島祐太被告(23)はおととし4月、同居していた鈴木玲奈被告(26)と共謀し、平野区の駐車場に止めた車に鈴木被告の長男・琉聖ちゃん(当時1)を放置して熱中症で死亡させました。
そして、遺体をクーラーボックスに入れてトランクに遺棄したほか、琉聖ちゃんの姉(当時3)を殴ってけがをさせました。
裁判で大島被告は暴行と傷害については認めましたが、琉聖ちゃんを死亡させたことなどについては「保護すべき責任がない」などと起訴内容を否認していました。

 13日の判決で大阪地裁は、被告が保護責任者にあたると認めたうえで「人目につきにくい駐車場に10時間以上も放置するなど悪質」として、被告に対して懲役6年6か月を言い渡しました。
判決のあと大島被告は検察官に向かって敵意を表すように中指を立て、法廷を後にしました。