ピョンチャンオリンピックでスケートなどの競技会場が集まる韓国・カンヌン(江陵)のオリン
ピックパークでは、強風の影響で入り口のゲートが倒れるなど被害が出ていて、各競技会場では
屋外に出ないように指示しています。

カンヌンでは午前中から風が強く、韓国の気象庁が正午以降、強風に関する情報を出して注意を
呼びかけています。

このうちスケートなどの競技会場が集まるカンヌンのオリンピックパークでは、スピードスケート
とフィギュアスケートの競技会場の入り口のゲートが倒れたほか、出店の商品が風で吹き飛ばれて
周囲に散乱するなど被害が出ています。

現地で競技会場で取材している記者によりますと、外では立っているのがやっとで、競技会場では
屋外に出ないように呼びかけが行われているということです。

また、スキーなどの会場がある山岳エリアのピョンチャンでも国際放送センターの前にある旗を
掲げるポールも倒れる被害が出ています。

カンヌン市によりますと、気象庁から強風注意報が出されたのは正午で、その時の風速は6.5
メートル、瞬間風速は13.3メートルだったということです。

建物全体が揺れるような状況

フィギュアスケートなどの競技会場になっている「カンヌンアイスアリーナ」のすぐ近くには、
報道陣の作業スペースとなるメディアセンターが設けられています。

メディアセンターはテントでできていて、14日は、朝から強風の影響で建物全体が揺れるような
状況が続いていました。そして、午後3時半ごろにはスタッフがメディアセンターから競技会場
の中に移るように呼びかけが行われました。
グッズ販売などの施設を一時的に閉鎖
ピョンチャンオリンピックの組織委員会は、オリンピック
パークで強風による被害が出ていることから、安全が確認されるまで公式グッズを販売する店舗
など仮設の施設を一時的に閉鎖していると発表しました。競技会場など恒久の施設には影響がないとしています。

https://www3r.nhk.or.jp/news/r/html/20180214/K10011328811_1802141633_1802141634_01_02.jpg
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180214/k10011328811000.html?utm_int=news_contents_news-main_003