学校関係者はキャリコネニュースの取材に対し、今回の決断について「子どもたちが道を歩いているだけで見知らぬ人から『お前が泰明の子か』と怒鳴られたり、服を掴まれたりと危険な状況になっている。
公開を限定しなければ、安全を確保できない」と悔しさを滲ませた。

一部報道の責任も問いかける「9万円なんてフェイクです」
標準服に関する最初の報道があって以降、学校は落ち着いて学習できる状況ではなくなっているという。

「報道があってから、多くの人が勝手に校内に入ろうとしました。報道関係者の方ではなく、ゴシップ的なものや一般の方です」
児童が見知らぬ人から「特権意識を持っているんじゃないか」と言いがかりをつけられたり、服を掴まれたりする事案も発生している。
子供達には、不審者に遭遇した場合は相手にしないよう指導した上で、教職員が途中まで付き添って集団下校させているという。それでも、学校への罵倒の電話などは止まないそうだ。

「教員は、子どもたちがいる間は教育指導にあたっていますが、下校後はひっきりなしにかかってくる電話に対応し、会議が滞るなど業務に支障が出ています。
ただでさえブラックな教員の労働環境が更にブラックになっています。今日も電話で『ブラックは当たり前だ。24時間起きていて死ね』と言われました」
こうした状況の一因として、報道の責任も問いかけた。
「最初、公立小学校の標準服に9万円という、誘い水のような報道がされましたけれども、9万円もかかりません。代用可能なものもあるので4万円で済みます。9万円なんてフェイクです」


泰明小の児童が嫌がらせ被害 「下校時に見知らぬ人から服を掴まれるなど危険な状況になっている」と関係者
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