アメリカ海軍が軍艦にレールガンを搭載した中国に対抗するため約160億円の巨大レーザーキャノンを購入

https://gigazine.net/news/20180214-us-navy-laser-cannon/

アメリカ海軍は約1億5000万ドル(約160億円)を支払って、ロッキード・マーティンのレーザー砲を2基購入しました。1基は陸上での試験用、もう1基は2020年初頭にアーレイ・バーク級ミサイル駆逐艦に搭載される予定とのことです。
当初はここまで急いで契約することはなかったようですが、中国が軍艦にレールガンを搭載して開発を進めている可能性を考慮し、早急に軍備を増強すべく、実用化に難航しているレールガンではなく、レーザー砲の配備に方針を変更したようです。

契約したとされるレーザー砲は1回の射撃につき150kwの電力を消費します。この出力はボートや無人航空機(UAV)を破壊するのに十分な威力を持っているとのこと。
さらに出力を300kwに上げることも計画されており、これが実現すれば、射程範囲が広がることはもちろん、威力も増強されるので、高速で移動するミサイルが目的地に到達する前に撃墜できる可能性も考えられるようになるとしています。
そして、現在配備されているミサイル発射装置や艦砲と比較すると、レーザー砲を1回発射することにかかる時間や費用も抑えられるようです。


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