延命治療を望まない終末期の高齢者らが心肺停止となり、駆け付けた救急隊員がいったん開始した
蘇生処置を中止した事例が、全国主要20消防機関で2017年末までの3年間に少なくとも54件あっ
たことが、読売新聞の調査でわかった。

蘇生中止に関する国の規定はなく、各地の消防機関で対応が分かれていた。救急現場からは統一的
なルールを求める声が上がった。

在宅医療の普及で自宅や施設で最期を迎える人が増え、家族に蘇生中止を求められた救急隊が苦慮
するケースが出ている。調査はアンケート方式で、17年11〜12月、東京消防庁と政令市・県庁所在市
の消防局・消防本部の52機関を対象に実施。全ての機関から回答を得た。

http://www.yomiuri.co.jp/national/20180213-OYT1T50117.html?from=y10