「南北融和の演出も韓国側のシナリオ。最悪のオリンピックだ」元駐日韓国大使館公使が警鐘

2/12(月) 14:30配信

AbemaTIMES

元駐日韓国大使館公使の洪ヒョン氏

 五輪出席前に行われたペンス副大統領との会談後、「北朝鮮の微笑み外交に目を奪われてはならないことを訴えていくことで一致した」と記者団に述べた安倍総理。
ペンス副大統領も「文大統領および韓国国民に約束する。米国は今後も協力して北朝鮮に対して最大限の圧力をかけていく」とプレッシャーをかけた。

安倍総理は翌9日の日韓首脳会談後にも「この瞬間も北朝鮮は核・ミサイル計画を執拗に追求し、開発を続けている。対話のための対話には意味がない。
そのことをはっきりと文大統領に申し上げた」と強調している。

 しかし金正恩氏の妹・与正氏の歴史的訪韓、そして微笑み外交によって、韓国の文在寅大統領は融和姿勢に傾いていっているように見える。
10日には与正氏らを大統領府に招き昼食を共にし、3時間にわたる会談を行った。その席で与正氏は南北関係改善を目指すという金正恩委員長の親書を手渡し、
「早い時期に面会する用意がある。都合のいい時期に訪朝してほしい」というメッセージを伝えたという。これに対し、文大統領も「今後条件を整えて実現させよう」と応じたとされる。

10日放送のAbemaTV『みのもんたのよるバズ!』では、北朝鮮に接近していく文在寅政権の狙いについて議論した。

 「簡単に言うと、文在寅は金正恩を国際社会の制裁から救うために平昌オリンピックを利用している。
ヒトラーのベルリン五輪以来最悪のオリンピックだと思う。政治利用を許したIOCも悪い」。そう批判するのは、
元駐日韓国大使館公使の洪ヒョン氏。「この状況は少なくとも2か月前には韓国側が積極的にシナリオを書いていた。
完全に八百長で、北とも事前に十分な意思疎通があった。そして一番の問題は、南から北にどのくらいお金が渡されたか。
それは多分アメリカ当局も掴んでいる」と持論を展開した。

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