立憲・枝野氏「JR北海道や過疎地のバス路線は不可欠」

枝野幸男・立憲民主党代表(発言録)

JR北海道の(経営)問題は大変深刻な問題だ。国鉄改革は(JRに民営化した)あの時点にさかのぼって
「間違っていた」とは言えないが、もう一度見つめ直す時期になっているのではないか。北海道の場合は
JRだが、全国各地では私鉄の鉄道・バスも人口減少、高齢化の時代の中で、30年、40年前と比べ、
飛躍的に公共交通の持つ役割が大きくなっている。新しいスキームを作ることを含めて、しっかりと今後も
成り立っていくための知恵を出していきたい。

(安倍政権が財政投融資で3兆円を投入する)リニア(中央新幹線)がなくても東海道新幹線はある。
しかし、JR北海道の多くの鉄軌道や過疎地域の民間バス路線などは、それがないと地域が成り立たない
という不可欠なインフラだ。優先順位は誰が考えてもはっきりしている。

(12日、北海道帯広市内の会合と終了後の取材で)

https://www.asahi.com/articles/ASL2D4TW7L2DUTFK004.html