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三重県桑名市内の県道で発生した死亡ひき逃げ事件について、三重県警は7日、同市内に在住する22歳の女をひき逃げ容疑で逮捕した。現場を離れ、家族に対応を相談していたという。

三重県警・桑名署によると、問題の事故は2018年2月6日の午前5時50分ごろ発生している。桑名市長島町葭ケ須付近の県道(片側1車線の直線区間、横断歩道や信号機なし)で、徒歩で道路を横断していたとみられる81歳の女性が進行してきた乗用車にひき逃げされ、全身強打が原因で死亡した。

警察では死亡ひき逃げ事件として捜査を開始したが、同日の夜になってから同市内に在住する男性から警察に対して「娘が事故を起こしたらしい」と警察に連絡。
確認に訪れた同署員が衝突痕を人身事故によるものと判断するとともに、現場で採取した破片が一致したことから、このクルマを運転していた22歳の女を自動車運転死傷行為処罰法違反(過失致死)や道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で逮捕している。

女は事故直後、家族に対して「何かにぶつかったかもしれない」とメールで連絡するなど、対応を相談していたという。
警察の聴取に対して女は「怖くなって逃げた」などと供述しており、警察では事故発生の経緯について引き続き詳しく調べる方針だ。

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警察によると、女のクルマに残っていた衝突の痕跡は「一目で人身事故とわかるもの」だったようだ。フロントガラスに頭部打撃痕、ボンネットには上半身が乗り上げた痕跡が確認されたという。
負傷者を救護することなく、警察への通報もないまま現場を離れてしまったならば、それがどんなに短い時間であっても「ひき逃げ」とみなされる可能性が高くなる。「逃げた」と判断されてしまえば罪も重くなってしまう。