あの「進研ゼミ」漫画、男子と女子で内容が違っていたと判明 男子は勢い、女子は嫉妬心と恋心を入れる
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あの「進研ゼミマンガ」はどうやって作られているのか? 「女子向けは精神年齢高めに」「語り継がれる伝説の名作がある」など秘密を聞いた
小中高生向けの通信教育の定番、進研ゼミ。国内・海外を合わせた会員数は約381万人に上ります(「こどもちゃれんじ」も含む)。
その進研ゼミの販促DM(ダイレクトメール)には、いつもマンガが付いていました。ぱっとしない生徒が進研ゼミに
出会い、勉強も恋も部活もうまくいく……そんなお決まりにも見えた展開にちょっと笑いながらも、彼らが提唱する
「明るい未来像」に心躍らせたものです。
http://image.itmedia.co.jp/nl/articles/1801/27/l_tatsu_171225semi38.jpg
ただ、そのマンガがどのように作られているのかは、これまでメディアではほぼ語られていません。そこで今回、
その秘密を探るために、多摩センターにあるベネッセコーポレーション(以下ベネッセ)の東京本部に取材に行ってきました。
(略)
http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1801/27/news002.html
■マンガ原作者は「ディーエマー」「DM職人」と呼ばれる
(略)
――ストーリーは社内で作られているとすると、作画は?
DMのマンガ制作に長けた個人でプロとして活躍する方たちに依頼しています。学年や内容に合わせて依頼わけしていて、
「小ゼミ」は子ども向けのかわいらしい絵柄。「中・高ゼミ」は、ちょっと大人っぽいマンガという風に。
http://image.itmedia.co.jp/nl/articles/1801/27/l_tatsu_171225semi39.jpg
小中高向けを並べると、それぞれに合わせた作風の違いが分かる
(略)
■男女で「精神年齢2〜3歳差」を意識して作る
――学年ごと、男女ごとに作っているというのは本当ですか?
これは本当ですね。学年ごとに作っています。さらに男女別に、発達段階などが異なったりしますので、それを
考慮して作っています。
――それは女子のほうが大人っぽく?
そう、女子の方が大人びたものにしています。男子は勢い重視で元気に。女子はちょっと複雑なものに。嫉妬心とか、
恋心などの要素も入れて。
私自身は、入社して「女子マンガのストーリーが書けない」ことが最初の壁でした。そこで一般の少女マンガを研究しました。
それから「こういうところで女の子の心は動くんだろうな」というのを推察できるようになって。
http://image.itmedia.co.jp/nl/articles/1801/27/l_tatsu_171225semi29.jpg
人間関係に悩む女子向けと、能天気な男子向けの差などが描き分けられている
――男子と女子のマンガで、精神年齢は何歳ぐらい違いますか?
小学5年生から中学1年生あたりの差が激しいとよく言われるんですけど、個人的な感覚的としては2〜3歳ぐらい
違いますよ。会えば分かるのですが、男子は年相応に幼くて。女子は大人びている子が多いですね。
――では中1とか中2の男子向けが、大体小5の女子と同じぐらいとか?
それで同じぐらいですね。女子だと5・6年生向けでもう「好きな子に告白したい」というのが出てきます。男子だと、
それは中2・3ぐらいまではないですね。
つづく
■『ちゃお』や『コロコロ』を読んで研究!
(略)
――恋愛要素が入るのは女子のほうが早いですか?
早いですね。小4ぐらいからありますよ。少女マンガなので、王子様キャラがいたり。
http://image.itmedia.co.jp/nl/articles/1801/27/l_tatsu_171225semi33.jpg
女子向けは小5から恋愛要素全開
男子は小6ぐらいから恋の要素を少し入れて、「告白」が出てくるのは中学2年生ぐらいからです。それまでは
恋愛要素を出しすぎるととたんに嫌悪する男子がいて。「オレは女子は嫌いだ!」と言ったりするような(笑)。
――いますね、そういう感じ!(笑)
それに比べて、女子は2本に1本ぐらいは「恋心」が出てきますよ。
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初々しすぎる「男子の部屋に初めて入るシーン」
■Excelやパワポでストーリーを書いている
――社員さんは、いわゆる「ネーム」(※1)は書かないのですか?
※1:ネーム……マンガのコマごとの構図やキャラの配置などを絵で大まかに表したもの
そうですね、「紙面でこういう絵になる」というのは、漫画家さんからいただきますが、セリフまわしや起承転結、登場人物は、
社員がExcelやPowerPointなどを使い、テキストベースで書いています。漫画家さんにそれに合わせて書いてもらいます。
(略) ■実は「脱マンネリ」したい!
――昔はストレートな成功ストーリーばかりだった気がしましたが、最近はリアルな方へ寄ってきていますか?
大まかにそういう傾向はあります。それと中学生あたりからは、「中二病」といわれるように斜に構えはじめるんです。
そういう子に「ウソくさく」見えないようにと。その中でも成功シーンは入れる必要があるので、いかに“ゼミ前”と“ゼミ後”で
「ホントっぽさ」を見せていくかなんです。
例えばこの作品は……小学生なのにバンドを始めて、女の子がリードボーカルで歌うんですよ。これは反響がありました。
歌詞も社員が考えて。
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■学生がバンドを組み、しかも英語で歌う衝撃シーン
――この歌詞(「Shall you take step?/キミも一歩ふみ出してみない?」)が進研ゼミの内容にもつながっていると。
女子はちょっと非現実的なところがある方が興味を持ってくれるんです。
――絵柄も、マンガ作品で言うと『NANA』とか、それっぽいですね。
そうですね、ちょうどその頃の時代だったと思います。
長いので後略
■「黄金パターン」への挑戦
■実は「天体観測部」「将棋部」「手芸部」も登場している
■何年も語り継がれる名作も
■「これ、ゼミで見た問題だ!」
■社員の「実体験」と「理想の青春」がマンガに反映
■実際の「名前ランキング」を参考に登場人物の名を決める
■1ページ目からフラれる作品も 進化するゼミマンガ
■マンガは「やる気」をつくる
■「DMマンガ展覧会」の夢
■「たとえ進研ゼミに入ってくれなくても、何かが残ってほしい」 そりゃマンガも多少はゼミ入会の動機付けになるだろうから必死に考えるわな。 普通にライバル・努力・勝利の王道だったような
まあ、勢いはあったけど 小学生の時に読んだ、昔のアメリカにタイムスリップしちゃうやつは面白かった
たまたま知り合ったトーマスさんが実はエジソンだったってやつ 小学生の勧誘なら漫画はわかるけど
中高生まで漫画で勧誘できると思っとんのか ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています