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放送時間は1日4時間! 絶好調「テレビ東京」のどん底時代

 低予算を逆手に取り、知恵と手間でユニークな番組を輩出しているのがテレビ東京だ。最近で言えば、「池の水ぜんぶ抜く大作戦」「家、ついて行ってイイですか?」あたりは、まさに同局の真骨頂とも言うべき番組だろう。

 もちろん、最近でも民放キー局と比べれば決して予算などは恵まれていないのだが、かつての苦境はその比ではなかった。

テレビ東京の前身、「東京12チャンネル」開局当初からを知る元同局役員の石光勝氏は、著書『テレビ番外地』の中で、そのもっとも苦しかった頃の秘話を明かしている(以下、引用は同書より)

 もともと東京12チャンネルは「科学技術教育」を柱とする教育局として、1964年、開局した。娯楽番組もなかったわけではないが、かなり堅めの番組が中心で、たとえば開局特番のタイトルは「科学と人つくり」(出演・池田勇人ほか)という調子なのである。