京都大が2017年2月に実施した2次試験(前期日程)のミスで本来合格の17人を不合格にしていた問題で、追加で農学部に合格した男子学生(20)が2日、読売新聞の取材に応じた。

 現在、慶応大理工学部に通っており、「進路も生活環境も一から考え直さなければならない」と困惑している。

 男子学生は、長野県出身。農業を営む祖父母の役に立ちたいと、地元で1浪しながら京大農学部を目指したが、不合格とされた。慶大進学後の春、京大から試験結果が届いた。合格最低点に0・7点足りなかった。

 追加合格を知ったのは1日夜。京大から実家に追加合格と謝罪の連絡があったことを、母親から電話で伝えられた。https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180202-00050116-yom-soci