31日深夜、札幌市東区の高齢者らが共同生活する施設から火が出て全焼し、入居する16人のうち、11人が死亡、3人がけがをしました。

 火事があったのは、札幌市東区北17条東1丁目の高齢者らが共同生活している「そしあるハイム」です。1日午前0時前、近くを通った人から、
「1階から煙が出て、2階に燃え広がっていると消防に通報があり、火は一気に燃え広がりました。

 「すごい熱さが伝わってくる。(Q.爆発音は?)何回か何の音かわからないが、ゴーン、ゴーンと音がしていた。寄せ集めのアパートのような。いろんな年代層の人が入っているみたい」(近所の人)

 「すごい火だった。火の回りが早くどんどん火が出ていた」(近所の人)

 この火事で、木造2階建ての建物は全焼し、入居していた16人のうち、これまでに男女11人が死亡、3人がやけどなどをして病院に運ばれました。残る2人は逃げて無事でした。

 警察によりますと、この施設は、札幌のホームレスや生活保護を受けている人たちを支援する団体が、元旅館だった建物を借りて運営していました。
関係者によりますと、煙が出ていた1階には食堂があるほか、各部屋では、入居者たちが石油ストーブなどの暖房を使っていたということです。
また、1階の車庫部分には、31日補充したばかりの灯油があったということで、警察と消防は、火の出たいきさつや燃え広がった原因をしらべています。(01日05:29)https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20180201-00000022-jnn-soci