https://mainichi.jp/articles/20180131/k00/00e/040/283000c

岡山県赤磐市で30日夕、乗用車に追突された軽トラックが集団下校中の小学生の列に突っ込んで小学4年の女児が死亡した事故で、
乗用車を運転していた同市の無職、重森智子容疑者(70)が事故直後に「アクセルとブレーキを踏み間違えた」と話していたことが、
同乗の夫(78)への取材で分かった。県警は自動車運転処罰法違反(過失致死傷)の疑いで重森容疑者から事故当時の詳しい状況を聴いている。

<現場に居合わせた男性「あいさつを交わした直後……」>
夫によると、2人は帰宅途中で、助手席に乗っていた夫は事故現場に差し掛かる前から速度が出過ぎていると感じた。
運転していた重森容疑者に「ブレーキを掛けた方がいいんじゃないか」と声を掛けたところ、車がセンターラインをはみ出して対向車に接触。
弾みで元の車線に戻り、前方の軽トラックに追突した。

夫は「事故後に妻から『ブレーキではなくアクセルを踏んでしまった』と聞いた」と証言した。

事故は30日午後4時5分ごろ、赤磐市多賀の県道で発生。現場近くの市立軽部小学校に通う児童6人の列が巻き込まれ、
4年の藤原友依(ゆい)さん(9)が死亡し、3〜5年の児童4人が重軽傷を負った。藤原さんを知る近所の男性(73)は
「活発で可愛い子だった。家族は悲しくてやりきれないだろう」と肩を落とした。