2018年1月23日、NHKが731部隊に関するドキュメンタリー番組を放送したことについて、日本新華僑報網は「右翼勢力の反応が前回と異なる」との指摘が日本で暮らす華人から上がったことを伝えた。

21日夜に放送された「731部隊 人体実験はこうして拡大した/隊員たちの素顔」は音声記録や文書、元隊員の家族へのインタビューなどからその実態に迫るもので、
記事は「731部隊が中国で行った人体実験、細菌兵器の研究開発が詳細に暴かれた」と説明。
昨年8月の「731部隊の真相」に続くドキュメンタリー番組の放送は同部隊の犯罪行為に対する人々の理解をさらに深めたとも指摘した。

記事によると、在日華人らは日本社会や日本人の歴史認識の変化を感じ取っているという。
メディア関係の仕事をしている人から「放送後に大攻撃のあった前回とは異なり、今回、日本の右翼勢力は沈黙を保っている。今回示された証拠は詳細で、音声も整っているからだ」
との声が上がったことを記事は伝え、日本企業で働くある人の体験も紹介。

記事には「以前、日本人の同僚は日本軍が中国を侵略したという話を避けていたが、それは受けてきた教育に限りがあるため、こうした話題に関する日中どちらの主張が事実なのか判断できないためだ。
しかし、番組放送後は『もし本当にそうなら、日本は中国など隣国に誠意ある謝罪をすべき』と自発的に話す人も現れた」とつづられている。(翻訳・編集/野谷)

http://www.recordchina.co.jp/b561886-s0-c10.html