おととし、諏訪市にある機械を製造する会社の工場で当時34歳の男性社員の作業服が機械の回転軸に巻き込まれ窒息死した事故で、
労働基準監督署は安全対策を講じていなかったとして、男性が勤務していた会社と課長3人を労働安全衛生法違反の疑いで書類送検しました。

この事故はおととし12月、諏訪市にある大和電気工業の工場で当時34歳の男性社員が配管コックを開ける作業をしていたところ、
近くにある機械の回転軸に作業服が巻き込まれ、首がえりの部分に圧迫されて窒息し、死亡したものです。
岡谷労働基準監督署によりますとその後の調べで、会社側は回転軸が危険を及ぼす可能性があると知りながら、
回転軸を覆うなどの安全対策を講じていなかったことがわかったということです。
このため労働基準監督署は17日、大和電気工業と会社の諏訪事業所の3人の課長を労働安全衛生法違反の疑いで
長野地方検察庁諏訪支部に書類送検しました。
労働基準監督署によりますと3人は容疑を認めているということです。
一方、大和電気工業は「事故についてはコメントを差し控えます」としています。

http://www3.nhk.or.jp/lnews/nagano/20180117/1010001670.html