(社説)商工中金改革 今度こそ完全民営化を


商工組合中央金庫(商工中金)のあり方を検討していた有識者会議が、完全民営化に向けた改革案を提言した。
4年後に民営化が見通せない場合は「市場からの退出」が選択肢になるという。

提言の内容はおおむねうなずける。
昨年発覚した大規模な不正は、経済危機に備える公的な仕組みをねじ曲げ、自らの組織の存続・拡大の
道具に使っていた。

顧客のニーズに応えていくことこそが、生き残りへの唯一の道だ。再生の機会を無にしてはならない。

https://www.asahi.com/articles/DA3S13310868.html?ref=editorial_backnumber