海外旅行三昧にブランドバッグの貢ぎ物といった派手な生活を送るパパ活女子が多いなかで、慎ましく倹約生活を送り、
キャッシュで自宅を購入したというパパ活女子がいる。「最高貯金額は1000万」と豪語する彼女のパパ活生活とは?(清談社 藤野ゆり)

● 20歳年上夫は月収13万! 旦那公認パパ活妻の言い分

 「パパ活は旦那公認。身体の関係はないので、旦那はむしろ応援してくれています」
観月カナさん(仮名/28歳)は、まだ幼い子どもの手を引きながら、待ち合わせ場所に現れた。
「旦那とはできちゃった婚だったんですけど、かなり年上なので当然お金を持っているもの、と思い込んでいて。
でも結婚してから月収が13万円しかないと知ったんです。しかも借金が100万円以上あることも発覚。騙された気分でした」

● 日用品と化粧品は すべて“パパ”に買ってもらう

 「夫の稼ぎに頼れない以上、生きていくためには私が稼ぐしかない。子どものために、と思ったら何でもできる気がしました。
そんなとき、スーパーのパートで出会ったのが、パパ活のパパ。正確な年齢はよく知らないけど、60歳過ぎのおじいちゃんで、
私のことを可愛い可愛いと言って熱心に通ってくださるようになって。そのうち自分の身の上話とか深い話もするような関係になって。そうしたら生活の足しに、
と日用品や食料品を買ってプレゼントしてくれるようになったんです」
 「もちろん、“パパ”は私が結婚して子どもがいることも知っています。でも、あなたの力になりたいからって。いずれは私と結婚することを夢見ているみたいですけどね」
さらにもう1人、もともと知人だった整体師の“パパ”もいるという。

 「私としては、パパ活は完全に仕事として割り切ってます。1人は日用品や食料品を買ってもらう用のパパ
、もう1人は美容系とか化粧品系を買ってもらう用のパパと、用途を分けています。会うときは毎回、軽く食事して欲しいものを買ってもらうというコース。

● 貯金1000万達成で 夢の一戸建てを購入!

 カナさんは“堅実なるパパ活”によって、なんと去年、念願だった貯金額1000万を達成し、千葉の中古一戸建てをキャッシュで購入した。築18年、駅徒歩10分の3LDKだ。

 「パパ活のおかげで月20万円以上の貯金を続けられているので、本当によかったです。子どもの頃からずっと貧乏に悩まされてきたけど、
やっとそんな日々から脱出できました。旦那はハゲだし、ただのおっさんだけど、パパ活には理解があるんですよ」

 最近カナさんの旦那は、「俺もコレ買ってほしいから頼んできて」とパパ活を許容するどころか、便乗してくるという。

 そうきっぱり話す彼女には、お金への底知れぬ執着が感じられた。それにしてもカナさんの子どもの食費を本物のパパではなく、“パパ”が出しているとは、なんとも皮肉な話ではないだろうか。

 「このあいだ子どもの運動会だったんですけど、本当のパパ(旦那)と“パパ”が両方見に来てて(笑)。なんかウケますよね」

 取材中、カナさんがパパ活の話をする傍らで、子どもは静かにじっとしていた。
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180113-00155735-diamond-soci&;p=2