ゴルバチョフ政権下のソ連がなぜ冷戦終結に応じたかと言えば
ソ連がアメリカなどの自由経済圏から封じ込めをくらって産業が旧式化したからだ。
その点、中国はガッツリと西側自由主義経済と結びついている。

したがって一党独裁政治をやっているにもかかわらず崩壊しない。

中国はソ連が核戦力でアメリカに拮抗したようには核戦力ではアメリカに挑戦していない。
核戦力で見た場合、いまでもアメリカを確証破壊できる「最大の敵」はロシアである。
中国は通常戦力軍拡で地域覇権を狙い始めたが、その前に「世界の工場」の役割をGETしている。

富と技術をGETして西側経済にもしっかりしがみついているので、中国を振り落とすができない。
中国の富が軍事に転換するのを止めるには、返り血を浴びる覚悟で貿易戦争をするしかないのだが
それを主張していたS・バノンは解任されてしまった。