海兵隊員が海で沖縄県民を救助し勲章

[米海兵隊キャンプ・シュワブ] ひとりの海兵隊員の勤務外にとった勇敢な行為に対して、米国で非戦闘時に授かることのできる最高峰の勲章が授与されました。

アーロン・クランフォード中尉は、恩納ポイントでダイビングを楽しんでいるとき、離岸流に流された、沖縄県民を含む4人のダイバーを孤軍奮闘救助した功績により、海軍・海兵隊勲章を授与されました。

クランフォード中尉は35分間のダイビングを終え、海面に浮上すると、今にも離岸流で沖に流されそうなダイバーたちに気づきました。

クランフォード中尉は一緒に潜っていた仲間が安全に海から上がるのを確認すると、自分の危険をも顧みず再び海に戻り、流されていくダイバーたちを一人ずつ救助し始めました。

クランフォード中尉は「間違いなく彼らは水中でもがいていて、装着していたダイビングギアは乱れ、誰かの注意を引こうと、必死に腕を振っていました」と当時を振り返り説明しました。

救助された県民のひとりは、クランフォード中尉の助けがなければ、今頃生きてはいなかったでしょうと話しています。

沖縄市在住の金城さんは「このままでは死んでしまうと思いました。足が固まり、ボンベの酸素がからになったので海面に出ると、押し寄せてくる波で沖の方に流され、波の勢いで口元のレギュレーターも外れてしまいました」と当時を説明しています。

米海兵隊総司令官のロバート・ネラー大将は、クランフォード中尉の勇敢な行為に対して、非戦闘勲章としては最高峰の勲章を授与しました。

クランフォード中尉が所属する第3海兵師団司令官のティンバーレーク少将は「彼は海兵隊の素晴らしいお手本です。彼の行動には多大なる勇気が必要で、海兵隊員としての鏡です」とクランフォード中尉を称賛しました。

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