法律でなくしたトイレのゴミ箱、便器1日27回詰まった
2018-01-09 15:56

先進的トイレ文化を確立するとし、政府が今年から公衆トイレにゴミ箱を設置しないようにした。公衆トイレの大便室の中にはゴミ箱を置くことができず、
ゴミ箱の代わりに、衛生用品収集箱(女子トイレ)を設置することを骨子とした「公衆トイレに関する法律」が2018年1月1から施行された。
しかし、施行1週目にトイレで大騒ぎが起こった。

「便器が1日27回詰まった。一日中便器と格闘しているようだ。ゴミ箱を片付ける時間は短縮されたが、水が逆流すると、それを片付けるのにまた時間を要した。
本当に人をひどく困らせる」(キム・ヘスン、ソウル駅南部トイレ掃除担当者、51歳)

「新年から、トイレの壁に、公衆トイレのゴミ箱を撤去する法律ができたという案内文が貼られているが、どういうわけか、その下には再び、
便器にトイレットペーパーを入れてはいけないという貼り紙が貼られていました。一体、どうしろというのでしょうか?(チョン・ミナ、26歳)…(省略)


トイレ詰まりだけの問題ではない。いくつかの地下鉄駅のトイレは「ゴミ天国」だった。流動人口が少ない駅はきれいな方だったが、乗換駅は、便器のそばがゴミだらけだった。
清掃担当者が30分ごとにゴミを回収しているが、その間に「ゴミ天国」になるのだ。女子トイレには、ごみ箱の代わりに衛生用品回収箱があるが、ゴミがあふれ出す状況だった。
ソウル駅のトイレ掃除を担当しているチャン・オクスン氏は、「利用客が衛生用品回収箱にゴミを強引に押し込んで、すでに4つも壊れた」と述べた。

地下鉄5〜8号線は、2015年の「ゴミ箱のないトイレ」を全面施行する際にも同様の試行錯誤を経験した。ソウル交通公社によると、
地下鉄5・6・7・8号線で2014年にトイレが詰まった回数は3272件だったが、ゴミ箱を取り除いた2015年には4889件に増えた。

トイレ詰まりの頻度は、制度施行1年後の2016年になってようやく3521件に減り、ゴミ箱があった時期とほぼ同じレベルに戻った。地下鉄駅の関係者は、
「ごみ箱を撤去すればトイレが詰まるだろうということは十分に予想できましたが、今回もしっかりと備えていないようだ」と指摘した。麻浦区に住む会社員(27)も、
「ゴミ箱だけがなくなっても、ゴミは依然として多く、衛生用品回収箱にトイレットペーパーを捨てる人もまだ多い」とし、
「こんなことならゴミ箱をなぜ撤去したのかと考えてしまう」と話した。

トイレットペーパーは便器に流してください…便器詰まりの犯人は「トイレットペーパーではなく異物」

ゴミ箱のないトイレが「トイレ逆流」を巻き起こした理由は簡単である。市民がゴミ箱の代わりに便器に「何かを」入れるためである。
「トイレットペーパー」が便器詰まりの主犯ではないと専門家は述べている。韓国産業規格(KS)認証を受けた国産トイレ用トイレットペーパーの場合、
すでに国家技術標準院の「水溶け」の基準を通過しているからである。市販されているトイレットペーパーは、通常、20秒以内にすべての溶けるというのが業界の説明だ。


ソース:http://news.naver.com/main/read.nhn?mode=LS2D&;mid=sec&sid1=102&sid2=257&oid=023&aid=0003343969