寒気さらにレベルアップ 長引く影響(日直予報士) - 日本気象協会 tenki.jp

◆数年に一度レベルの寒気
西から寒気が流れ込み、日本海側は広く雪が降っています。西日本の市街地でも雪が積もり、山口市
では一時5センチの積雪となりました。九州にも雪雲が流れ込み、宮崎や鹿児島で初雪を観測しました。

今夜からはさらに強い寒気が流れ込むでしょう。寒気の底は明日(11日、木)で、日本列島はこの冬一
番の強い寒気に覆われる見込みです。特に、西日本の上空には数年に一度レベルの強烈な寒気が
入る予想です。

◆さらに積雪増
明日(11日、木)も日本海側は広く雪が続くでしょう。特に、風と風がぶつかって雪雲が発達する北陸から
山陰を中心にさらに雪が強まり、この冬一番の大雪となる所がある見込みです。市街地でもドカドカと積
雪が増える恐れがあり、交通機関への影響に警戒が必要です。山陽や四国、九州にも雪雲が流れ込み、
山沿いは大雪に、平地でも積雪となる所があるでしょう。あまり雪に慣れていない地域での積雪となります
し、夜間は凍結する心配もありますので、車や自転車、オートバイの運転は路面状況の変化に注意が必
要です。

12日(金)にかけても寒気が居座り、日本海側はさらに積雪が増えるでしょう。長引く影響に警戒が必要です。
◆極寒列島
強烈な寒気の影響で、朝の冷え込みも一段と強まるでしょう。特に、12日(金)、13日(土)は全国のアメダス
の9割近くで、氷点下の冷え込みとなる予想です。都市部でも氷が張るような冷え込みとなりますので、外
出の際は万全な寒さ対策をなさって下さい。日中も空気は冷たいままで、関東から西でも14日(日)頃まで
最高気温が10度に届かない日が続きそうです。

(2018年1月10日 16時40分)
http://www.tenki.jp/forecaster/diary/t_yoshida/2018/01/10/91021.html