【新成人】女子大生社長・椎木里佳が語る20歳のリアル「40歳でも子ども」
特集「揺れる成人の定義」第3回

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3 Lines Summary
・20歳だからといって、すぐには大人の仲間入りはできない
・18歳成人は賛成。その代わり、政治家側が若者にリーチさせる努力を
・年齢だけで大人と判断するのはナンセンス!

■経験があっても、年齢で線引きされる社会

若手起業家の椎木里佳さん。

2013年、中学3年生のときに株式会社AMFを設立して以来、女子中学生・女子高校生を中心とした独自のリサーチ・マーケティング活動を行ってきた。

そんな彼女も20歳。経営者として、周囲の同年代とは少し変わった日々を過ごしてきたわけだが、10代という季節を終えた今、
あらためて心境の変化はあるのだろうか?

「『やっと成人か』という気持ちです。若くして会社を経営する立場になったので、自分のなかでは“未成年”という意識は持っていなかったんですが、
社会的にはやっぱり自立した人間として見られることは少なくて。ようやく法的な線引きがされるのが嬉しいです」

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20歳を迎えたことで、10代の頃よりも責任感が強くなったと話す椎木さん。

起業を経験したことで“大人の自覚”が芽生えるのが早かった彼女の目には、同年代の若者たちはどのように映るのだろうか?

「私は今、大学3年生ですが、将来に向けてアクションを起こしている人はまだまだ少ないなと感じます。
悪い言い方をしてしまうと、ひとりで行動するのが不安だから周りの歩幅に合わせて生きている人が多い気がします。

モラトリアムな期間なんでしょうね。もちろん、なかには熱心にインターンや就活を行う同級生もいるんですけど、ごく少数に限られます」

そう説明する椎木さん。そして「20歳は、まだまだ大人の自覚は薄いかもしれません」と続ける。



(続く)
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