【ワシントン時事】北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長が韓国との対話に前向きな姿勢を示したことについて、
米国務省のナウアート報道官は2日の記者会見で「金正恩がどこまで話し合いに真剣なのか、大いに疑わしい」と否定的な見解を示した。

一方で「韓国が北朝鮮との対話を望んでいるのなら、それは彼らの選択だ」と問題視しない姿勢を見せたが、
米国としては韓国が対話に乗り出しても、一線を画する意向だ。

ただナウアート氏は「金正恩は米韓の離反をもくろんでいるのかもしれないが、そうしたことは起きない」と述べ、
北朝鮮の出方に警戒感を示しつつ、韓国との連携維持を強調した。

ヘイリー米国連大使も、2日の記者会見で「(北朝鮮が)あらゆる核兵器の廃棄に向けて何かしない限り、
どんな話し合いも真剣に受け止めることはない」と訴えた。
北朝鮮がミサイル発射を準備しているという報道に触れ、「そういうことをすれば、さらなる措置を講じなければならない」とけん制した。 

https://news.infoseek.co.jp/article/180103jijiX642/