かき氷のシロップはどの色も同じ味


夏祭りでは必ず見かけるかき氷。細かく削った氷にシロップをかけてシャクシャクと
食べる日本の夏の定番デザートだ。

 しかし、夏祭りでよく見かけるごく普通のかき氷のシロップが、実は全部同じ味だと
あなたは気づいていただろうか? 
イチゴ、メロン、レモンなど色々な味を選んでいるハズなのに!? そう思う読者もいる
かもしれないが、スーパーで売っているシロップの成分表を見てみれば一目瞭然。
着色料にしか違いはないのである。

 では、なぜ我々が感じる味に違いが出てくるのかというと、我々の脳の思い込みに
よる錯覚が影響している。
我々はモノを食べる時に舌だけでなく、食べ物が発する色や香り、そして「これは〇〇」
という思い込みによって味を判断している。
なので、イチゴ味と言われて赤い色のシロップを出されれば、まったく同じ味でも黄色
のレモン味のシロップとは違うものだと判断してしまうのである。脳の錯覚とは恐ろしいものだ。

https://www.excite.co.jp/News/entertainment_g/20171231/Weeklyjn_14128.html