日本でクルマを持っていると、いつも気になるのは車検だ。
最近は個人で車検の手続きを行うケースも徐々に増えているとはいえ、一般的にはディーラーに車検に関するすべての作業を委託する人がほとんどだ。
車検では、軽自動車やコンパクトカーでも10万円近い出費になったり、高級車やビンテージカーでは百万円単位の負担となることが多い。

 一方、アメリカの場合、州毎にステートインスペクションという検査制度がある。
だが、これがなんともいい加減だ。検査を行う業者は、廃業したガソリンスタンドを改装して利用する場合が多く、
そこには整備用のリフト、排ガス検出用の検査機器などが置かれている。
検査時間は1台15〜20分程度で、チェックの内容も”かなり甘い”。料金も数千円しかからない。

実際、筆者は20万km近く走って、エンジンのヘッド部分のガスケットが抜けかかり、
マフラーから白い煙を吐いているクルマをテキサス州内のステートインスペクションに持ち込んだことがあるが、「とくに問題なし」と言われたほど。

 無事インスペクションに通ると、フロントガラスに「○○年何月まで有効」というステッカーが貼られる。

 このほかでは、自動車税金を毎年地元の自治体に支払うが、金額は日本よりもかなり安い。
支払いの照明として渡される小さなステッカーを、オーナー自身でナンバープレートに貼る。

日本は高すぎる! 維持費が激安でパラダイス状態のアメリカ自動車事情とは
http://news.livedoor.com/article/detail/14093750/