http://cgworld.jp/feature/201712-cgwawards2017.html

CG・VFXをはじめとする日本のデジタルコンテンツ業界で活躍された方々をCGWORLD編集部の独自視点で選出し、その中から大賞を決める『CGWORLD AWARDS』。

第3回となる今年度の各賞を発表させていただきます。

CGWORLD AWARDS 大賞
大賞:
ヤオヨロズ

受賞理由:
2017年1月10日(火)から放送されたTVシリーズ『けものフレンズ』では、社会的現象を呼び起こした。
表現技法としては決して、ハイエンド、最先端とは言えないが、キャラクターの造形や所作を筆頭にヤオヨロズが制作するアニメーションには、
日本特有のアニメの魅力を3DCGを活用することで作画とはまた別の新たなかたちで映像化しています。
また、ヤオヨロズの中核となるたつき氏、伊佐佳久氏、白水優子氏の3氏は学生時代からアニメーション作品の自主制作を継続しています。
商業活動と並行してコンスタントにオリジナル作品を発表し続けてきたことが、2017年に花開いたとも言えるのではないでしょうか。来年以降も公私にわたる活躍を期待しています。

作品賞:実写VFX部門
映画『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』(制作:オー・エル・エム・デジタル)

作品賞:CGアニメーション部門
TVアニメ『宝石の国』(制作:オレンジ)

作品賞:ゲームグラフィックス部門
『NieR:Automata』(発売:スクウェア・エニックス 開発:プラチナゲームズ )

技能賞
ユニティ・テクノロジーズ・ジャパン「Unity」

総評
「CGWORLD AWARADS」では、おおよそ過去1年の間に公開された記事内で扱った作品やクリエイター、技術を対象としているのですが、
今回は作品賞:CGアニメーション部門と技能賞における多種多様化が印象的でした。
そして、プロジェクトの大小にとらわれず、プロダクション等の組織としての取り組みと個人的な活動のどちらからも選出することを心がけていますが、
少しでも制作現場の方々の、各コンテンツのファンの方々の思いを反映できていれば嬉しいです。
まだまだ小さな取り組みですが、「CGWORLD AWARDS」がより有意義なものになるよう今後も精進していきます。