大阪・寝屋川市で33歳の長女の遺体を自宅に隠したとして両親が逮捕された事件で、長女が閉じ込められ
ていたとされる小屋にはインターフォンが設置され、親子がやり取りする際に使っていたことが警察への
取材でわかりました。

警察は長期間にわたって監禁が続けられていた疑いがあると見て調べています。

大阪・寝屋川市の会社員、柿元泰孝容疑者(55)と妻の由加里容疑者(53)は、長女の愛里さん(33)の
遺体を自宅に隠していたとして今月23日に警察に自首し、死体遺棄の疑いで逮捕されました。

警察によりますと、遺体が見つかった敷地内の建物を詳しく調べた結果、母屋とは別の小屋で、中を仕切って
作られた広さ2畳ほどの鍵の付いた部屋があり、鍵は内側から開けられない構造になっていたということです。

調べに対し、両親は「精神疾患がある娘が暴れたりしないよう、16歳ぐらいのころから閉じ込めていた」と
供述しているということです。

警察によりますと、部屋にはインターフォンが設置され、親子がやり取りするときに使っていたということです。
愛里さんの死因は凍死で体重が19キロほどしかなく、両親は食事を1日1回程度しか与えていなかったと供述
しているということです。

警察は長期間にわたって監禁が続けられていた疑いがあると見て詳しい状況を調べています。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20171226/k10011272411000.html