韓国団体旅行を禁止した中国山東省「理由はない」

中国山東省が来年1月1日からの韓国団体観光全面禁止を各旅行会社に通知したことが確認された。

複数の旅行業界消息筋によると、山東省は20日午後、
青島・煙台など地域別に管内旅行会社を集めて会議を開き、
「来年1月1日から韓国行きの旅行を全面禁止する」と通知した。
21日午前には威海で会議が開かれ、一部の地域ではこうした方針が口頭で通知された。
今回の禁止措置は期限を指定せず、別の通知があるまで続く見通しだ。

韓中首脳会談をきっかけに中国人観光客の韓国旅行が正常化すると期待していた
韓国国内の観光・旅行業界はまた危機に直面することになった。
すでに契約した団体観光も次々とキャンセルが通知されているからだ。

首脳会談後、韓中関係に悪影響を及ぼすほどの事件があったわけでもない。
したがってTHAAD関連の「適切な処理」や「実質的措置」に圧力を加えようとする政治的な意図が込められているのか、
それとも韓国とは関係のない行政的レベルの措置なのか不明だ。

山東省旅游局の職員は旅行会社側が韓国観光を再中断する理由を尋ねると「理由はない」と答えたと、
ある消息筋は伝えた。

2017年12月22日09時29分 [中央日報日本語版]
http://japanese.joins.com/article/821/236821.html?servcode=A00&;sectcode=A30