催涙ガススプレー(護身用催涙ガススプレー)
1.概要
1994 年夏ごろからカタログ販売されている痴漢撃退用の催涙ガススプレー。
当センターの調査では、アメリカやドイツからの輸入製品で、口紅サイズのも
のから警棒型まで、さまざまの容器、容量の製品がある。
成分は、トウガラシ抽出液とメタノールを主成分(数%)とする製品、
クロロアセトフェノンを主成分(1%以下)とする製品があり、フロンや窒息性ガ
スが噴射剤として使用されている。 3)

3.症状
トウガラシ抽出液製品では、吸入すると激しくせき込み、眼に入った場合には
痛みにより眼が開けられず、大量の涙が出る
皮膚につくと、焼けるような強い炎症性の痛みを伴う 1)
クロロアセトフェノン製品では、高濃度で吸入すると上気道刺激、肺水腫、
眼に入るとやけるような痛み、流涙が 30 分以上続く。眼瞼浮腫、眼瞼痙攣、
一過性の失明。高濃度では、角膜混濁の報告がある
皮膚につくと、水疱形成、皮膚炎、熱傷、過敏性皮膚炎を起こすことがある


そんなに後遺症は残らないのかな